エンクロージャーの組み立て方

BW-800の作り方

12枚×2本、計24枚のカット材が付属しています。番号が振ってありわかりやすく組立てやすくなっています。

用意するもの

・木槌又は金槌

・木工ボンド、濡れた布(ボンドをふきとる)

・粘着テープ、マスキングテープ等

・重石(圧着用、水を入れた2Lペットボトル等)

・サイドペーパー(#180位)

・吸音材(薄手のグラスウール、ニードルフエルト等)

図面

 

 

 

 

 

組立手順

●手順 1

 

1.側板⑫(枠あり)を水平に置き、側板⑫の前板①が付く枠内に木工ボンドを塗り接合します。 側板⑫の天板②が付く枠内と天板②が前板①に接合する木口に木工ボンドを塗り接合します。

2.側板⑫の音道板⑦と⑧が付く枠内と、前板①と音道板⑦の溝、音道板⑧が⑨に接する木口に木工ボンドを塗り接合します。 音道板⑨が付く枠内に木口に木工ボンドを塗り接合します。

3.側板⑫の音道板⑥が付く枠内と、音道板⑥が前板①に接する木口に木工ボンドを塗り接合します。

4.側板⑫の裏板③が付く枠内と、裏板③が天板②に接する木口、裏板③の溝(2箇所)に木工ボンドを塗り接合します。側板⑫の音道板④が付く枠内に木工ボンドを塗り溝にはめ込んで接合します。音道板⑤も同様に木工ボンドを塗り接合します。

5.側板⑫の底板⑩が付く枠内と、底板⑩が裏板③に接する木口に木工ボンドを塗り接合します。

6.下記の内容を確認します。
・側板⑫に対して前板①と天板②と裏板③と底板⑩が直角なっているか木口と板面がずれていないか
・内部音道板④~⑨が、側板⑫の枠内にあるか
・側板⑪を乗せたとき、側板⑫に対して平行になっているか、浮いていないか
・各接合部分に隙間がないか
修正が必要な場合は、木工ボンドが乾かないうちに修正してください。隙間がある場合は木工ボンドをヘラ等で隙間を埋め込みます。

7.木工ボンドは使わず、側板⑪を乗せ重石になる重量物を乗せて圧着固化させます。

●手順 2

8.手順1までの工程の木工ボンドが固化しているのを確認したら吸音材(別売り)を貼ります。貼る箇所は、バックキャビティー内音道板⑦と⑧の部分(写真参照)で、木工ボンドや両面接着テープで留めておきます。

9.全体の木口に木工ボンドを塗布し、側板⑪(枠なし)をずれないように合わせながら乗せます。木口と板面のずれがないように調整し、要所を粘着テープ等で固定してから、重石になる重量物を乗せて、圧着固化させます。 表側にはみ出した木工ボンドは乾かぬうちに雑巾等でよく拭取っておきます。

10.木工ボンドがよく固化したら、サンドペーパーで全面を研磨しておきます。更に好みの塗装で仕上げれば、音のグレードは一段向上します。ワトコオイル等を塗布するオイル仕上げも、簡便に音質向上がはかれます。

★別売りのターミナル、接続ケーブル、スピーカーユニットを取り付けます。

ターミナルに接続ケーブルを結線します。

裏板の穴から前板のスピーカー取付け穴まで接続ケーブルを通します。裏板にターミナルを固定します。

接続ケーブルを、スピーカーユニットの入力端子に接続します。

スピーカーユニットをねじでユニットのフレームを固定します。

これで組立ては完了です。

アンプ等に接続して、音が出るか確認してください。

エージング(慣らし)が進むと、音が落ち着いて滑らかになって行きます。